Vol.78 2023.7.1

幸田町国際交流協会 定期総会 を開催しました

幸田町のみなさま、および会員のみなさまには、日頃より多大なるご支援、ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。

4月22日(土)幸田町民会館あじさいホールにて、2023年度 定期総会を開催しました。19年度以来3年ぶりの開催となりました。長谷川 直司 会長(ソニーGM&O株式会社 幸田サイト長)(*1)の挨拶、来賓としてご臨席賜りました大竹 広行 副町長のご挨拶に続き、22年度の活動・決算報告、23年度の活動計画・予算について審議・承認いただきました。設立してから満30年を迎え、引き続き県・町の多文化共生社会づくりに協力し、活動を進めて参ります。これからも、多くのみなさまのご参加、ご支援を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(*1) 6月1日付で長谷川会長は退任し、新たに飯田 泉 会長(ソニーGM&O株式会社 幸田サイト長)が就任しました。

報告会「愛知県の国際交流現況について報告」

愛知県国際交流協会(AIA) 事務局  陣内さゆり 氏

総会に続いて、愛知県在住の外国人の状況、多文化共生への取り組みなどについて、報告がありました。

愛知県は、全国の都道府県では東京都に次いで2番目に在住外国人が多く、特にブラジルからの人が多いとのことです。地域事情に応じて、出身国籍の構成に特徴があるようです。

今後の課題として、市町村からは日本語教育、国際理解教育、多言語での情報提供、災害時の支援、地域住民と外国人住民との相互理解、などが挙げられており、多文化共生の取り組みの推進はますます重要になると締めくくられました。

 

外国人住民数(2022.6月末)
東京都 566,525 人
愛知県 280,912
大阪府 262,681

神奈川県

237,450
埼玉県 205,824

多文化共生とは

国籍や民族などの違いにかかわらず、

すべての県民が互いの文化的背景や

考え方などを理解し、ともに安心して

暮らし活躍できる地域社会

~あいち多文化共生推進プラン2023-2027~

 

多文化共生の3つの壁と対応策

①言葉の壁 ➡コミュニケーション支援

 情報の多言語化、日本語学習の支援、やさしい日本語の活用

②制度の壁 ➡生活支援

 働く環境、教育環境、医療体制、緊急時体制の整備

③心(文化)の壁 ➡多文化共生の地域づくり

 地域社会に対する意識啓発、外国人の自立と社会参画

 


幸田町の外国籍住民の人口

幸田町の外国籍住民は1133人(2023/4/30現在)で、全人口に占める割合は約2.7%です。下のグラフにKIA設立の1993年以降の外国人人口の推移を示します。2013~20年度にかけて増加し、特に2018年度に大きく増加し1000人を突破しました。 逆に、2021年度には大きく減少し、これはコロナ禍の影響と考えられます。その後は微増傾向にあり、社会情勢を考慮すると今後は増加が加速する可能性もあります。

国籍別(下の表)でみると、昨年からはベトナムが大きく減っており、構成比順位はベトナムとフィリピンが入れ替わりました。ベトナム国籍の方が減少しているのは、KIAの日本語サロンに来られている生徒さんの様子から、帰国しているだけでなく、勤務先が変わって幸田町を離れる人も多いようです。

2023年4月 2022年5月
 国籍 人数 構成比

22年5月

からの増減

人数 構成比 
ブラジル 356 31.4%
フィリピン

286

25.2%

36

250 22.3%
ベトナム 215

19.0%

 ▲65

280 25.0%
インドネシア 101 8.9%

17

84 7.5%
中国 67 5.9% ▲3 70 6.3%
韓国 26 2.3% 2 24 2.1%
ペルー 19 1.7% ▲1 20 1.8%
ミャンマー 13 1.1% 1 14 1.3%
アメリカ 9 0.8% 1 8 0.7%
ネパール 7 0.6% 0 7 0.6%
その他の国・地域 35 3.0% 0 35 3.1%
1113   14 1119  

この表の国籍から、多くの人が英語圏以外から来られていることがわかります。英語でコミュニケーションができる方は必ずしも多くありません。そこで「やさしい日本語」が大事になります。(「やさしい日本語の手引き」はこちら

外国籍のみなさんも、地域コミュニティの中で日常生活をしています。KIAでは、日本人・外国人が分け隔てなく、同じように暮らせることが大事と考えています。「やさしい日本語」でコミュニケーションしていただくことで、外国籍のみなさんも生活がしやすくなります。KIAは、今後も多文化共生の活動を積極的に進めていきます!各地域でも、多文化共生を考えていただけるとありがたく存じます。


名古屋大学 日本法教育センター ホームステイ

2023年2月10日~2月12日に、留学生4名のホームステイを受入れました。出身国はウズベキスタン、モンゴル、ベトナムで、全員ホームステイ初経験だったそうです。

受入れ先のホストファミリーのみなさんは、留学生を名古屋までピックアップに行き、帰路の電車内ですぐに仲良くなれたとのことでした。

<ホストファミリーのみなさんの感想>

▶モンゴルからの留学生を受け入れました。初めての国の方に興味津々でした。たくさんのモンゴル語や風習を教えてもらい、チャンスがあれば行きたい国の一つになりました。

▶受け入れた方のお国では、親が結婚相手を探してくるそうです。学生中にお見合いで相手が決まってしまう方もいるそうです。その事実にうちの子も驚いていました。

▶夕食に納豆を食べてもらいました。半分以上残していても決して「おいしくない」と言わない姿がかっこよかった。

▶ウズベキスタンの人は、毎週火曜日の朝はピラフを食べるそうです!?

▶全体会のBBQでは、他の国の留学生からも話が聞けて、楽しい時間を過ごせました。

2泊3日しかない受入れでしたが、それぞれ忘れられない思い出を作り、再会を約束してホームステイを終了しました。

1週間後の2月17日には大学で発表会が開催されました。学生フォーラム、グループ討論会や各国伝統舞踊の披露で、さらにその国を知ることができました。ホームステイ受入れやこの発表会から、各国情勢の中で生活する若者の考え方や希望が見えてきました。

 

■ホストファミリーとして受入れをご希望する方へ

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日本語サロン ボランティアのすすめ

 日本語サロンは、外国籍住民の日本語学習を支援する活動です。ここでは「にほんご」で日本語を教えています。個別の単語の意味の理解では、翻訳アプリによる母国語単語との対照が有効ですが、大切なのはコミュニケーションができることです。生徒さんの中には、日本語能力試験(JLPT)の受験に向けた学習を頑張っている人もいますが、その試験でもコミュニケーションが重視されています。

 私たちが普段何気なく使っている日本語には、日本語を学び始めた外国の人にとって、簡単なようで実は難しい言葉や言い回しが多いです。簡単な形に言い換えたつもりが、逆に分かりにくいこともよくあります。何気ない言葉ほど、意味の説明が難しく、あらためて日本語を考えさせられます。

 どのように教えれば理解してもらえ、コミュニケーションができるようになるのか、学習を支援する側にも学ぶことがたくさんある、やりがいのあるボランティア活動です。ご興味を持たれた方は、ぜひ日本語サロンの様子をのぞきに来てみてください。(場所(Googleマップが開きます)