Vol. 85 2025.11.1

幸田町のごみの捨て方講座(6月1日)

幸田町役場 環境課のみなさんに、日本語サロンの生徒さんを対象に、講習をしてもらいました。日本では当たり前になっているごみの分別収集、日本にやってきて暮らす外国籍のみなさんにとっては、やはり難しいと思います。当日の講習の中で聴き取ったところでは、ごみを出す日や場所にはルールがある国もありますが、しっかり分別しているというところはありませんでした。

  ごみ袋 ごみを出す日 場所 分別
ブラジル 黒い袋 いつでも 指定あり なし
インドネシア 何でもよい いつでも 指定あり なし

ベトナム

何でもよい ルールあり 指定あり なし
ボリビア スーパーの袋 ルールあり 家の前 なし

 分別の種類も多く、日本語を勉強中の生徒さんにとっては、説明を聞くだけでは分別の仕方をしっかり理解するのは難しいと思いますが、この日は環境課のみなさんが持ってきてくれたごみのサンプルを使い、実際を分別して学ぶことができました。

 日本語サロンに来ている生徒さんたちは、幸田町の外国籍住民の方のほんの一部です。こちらの記事をお読みのみなさんの周りで、分別の仕方がよくわからない外国籍の方が見えましたら、現物での説明をしていただけると、わかってもらえると思います。また、幸田町役場ホームページ(リンク:家庭ごみ収集カレンダーと分け方・出し方冊子)にも、外国語版(中国語、英語、ポルトガル語、ベトナム語)の案内が掲載されていますので、ご活用ください。

浴衣で盆踊り!(7月27日)

豊坂女性の会から「文化を共有したい」とのお誘いで、「浴衣を着て踊る会」に日本語サロンの生徒さん16名が参加しました。浴衣も踊りも大いに楽しみました。

豊坂女性の会のみなさま、ありがとうございました。

外国人防災講座(8月3日)

 幸田町役場 防災安全課の方に、日本語サロンの生徒さんを対象に、地震や風水害への備えや、避難について講習をしてもらいました。 

まず、日本は地震が多い国であることが紹介されました。講習で示された地図を見ると、生徒さんは出身国によって、地震に馴染みがある人/ない人がいることがわかります。

とは言え、実際の地震発生時には、ともかく身を守らなければなりません。その最初の行動となるシェイクアウトの訓練をしました

世界の震源分布

2001~10年、M4.0以上、深さ~50㎞

 

出典:気象庁パンフレット

災害は地震だけでなく、風水害もあります。危険度が高いときには避難もしなければなりませんが、外国人のみなさんは、言葉がわからず、動きが遅れてしまうことも考えられます。それでケガをしたり、命を落としたりすることがあってはなりません。災害時に、どうすればいいのかわからない様子の外国人がいたら、迷わず手を差し伸べてください。言葉がわからなくても、危険の切迫度は、身振り手振りや話し方で伝わります。

当日のシェイクアウト訓練の様子

写真提供:幸田町 防災安全課

また、災害用語を右の表に示します。漢字が連なる言葉は、外国人には難しいです。能登半島地震でも、避難所に行けたのに言葉がわからず、食事も毛布も受け取れない外国人がいた例もあります。これらの言葉には、翻訳や「やさしい日本語」だけで伝えきるのは難しいものもあります。実際に物を指し示したり、誘導したりしながら、現場に即した形で言葉を伝えていく必要があります。

災害発生時には、日本人も外国人も、みんなで助け合う気持ちをもって乗り越えることが大事です。災害への備えの中で、そういったことも意識していただけると、ありがたいと思います。

企業・団体会員様のご紹介

日頃お世話になっております企業・団体会員のみなさまをご紹介します。いつも多大なるご支援・ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。(敬称略、順不同)

・ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社 幸田サイト

・UTスリーエム株式会社

・株式会社デンソー 幸田製作所

・株式会社 石原組

・有限会社 幸田印刷所

・アスカ株式会社 幸田工場

・有限会社 大津屋

・株式会社 コバテック

・株式会社 スズマン化工

・有限会社 藤英鉄筋

・神谷京子着物学院

・JAあいち三河農業協同組合

・幸田町商工会

・幸田町金融協会

・幸田文化協会

今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。また、会員になって頂ける企業・団体様を募集しています。KIA事務局までお問い合わせください。

ホームステイ ホストファミリーの登録を随時受け付けています

KIAでは、年に1~2回、大学等からの留学生ホームステイの依頼を引き受けています。この活動には、留学生に日本の家庭での生活を体験させていただけるホストファミリーのご協力が不可欠です。ご協力いただける方は、こちらの登録フォーム(リンク)からご登録をお願いします。

<これまでに留学生を受け入れていただいたホストファミリーの声>

■モンゴルの留学生を受け入れました。 たくさんのモンゴル語や風習を教えてもらい、行きたい国の一つになりました。

■頑張って英語を勉強している子どもたちが、お互いの言語がわからなくても英語でコミュニケーションができることを体験できたのはとても良かった。

留学生と三州足助屋敷へ